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無名の旅人が「手堅く」出版するための3条件

人気旅ブロガーになって旅本を出版…。

そんな定番のサクセスストーリーを実現する方法をお教えします。

無名の旅人が「手堅く」本を出すための3条件

まずは問題です。

本を出版するために必要なものはどれでしょう(複数回答可)?

・誰もが酔いしれる文章力
・トップクラスの知名度や実績
・独自のメソッド

答えは…

 

 

 

全て必要ありません。

いずれかを必要だと思ってしまった方は、出版というものを根本的に誤解している可能性があります。

僕は4年前、幻冬舎から世界一周旅行をつづった「世界一周できませんと思ってたらできちゃった」というふざけたタイトルの本を出版しました。

上に挙げた項目など、僕には皆無でした。

では、なぜ本を出せたのか?

それは、元編集者ということもあって出版というものを現実的に理解していたからだと思います。

 

では、無名の旅人が本を出すためには何をすればいいのか?

僕が考える3つの条件とはこちらです。

1 人気ブログをつくる
2 SNSで影響力を持つ
3 編集者に出会う

もしあなたがこの3つを満たすことができれば、出版できたも同然です。

これから、3つについて僕の経験から詳しく解説していきます。

お察しの通り、「ラクして印税がっぽり」という話ではないので、そういうのを期待していた方はごめんなさい。

ただ、何事にも「準備」が必要なように、この記事を読んで「正しい準備」すれば、誰にでも出版の道は開かれています。

条件1 人気ブログをつくる

出版を目指すなら、問答無用でブログはやっておいたほうがいいです。

メリットは主に3つあると思います。

本の原稿のベースになる

ブログに記事を貯めておけば、それを本の原稿のベースにすることができます。

僕は旅中、毎日ブログを書いていたので、事実関係(日付や料金など)や、当時の心境を確認する上で大きな助けになりました。

文章を書くトレーニングになる

僕の本の原稿は17万字くらい(下写真/400字詰め原稿用紙×430枚/文庫サイズで340P)でした。

文章への耐性を身につけておかないと、間違いなく発狂します。

編集者へのプレゼンとして

まず、「こんなブログやってましたー」と言えれば、編集者も本にした時の原稿のイメージがつきやすくなります。

そして、そのブログを人気ブログにする必要があります。

人気ブログの基準としては、ブログランキングの各カテゴリーで1位を獲るのが一番分かりやすいです(アクセスで言えば5万〜10万PV/月くらいが目安)。

僕はブログ村の世界一周人気ランキングで1位になりました。

人気ブログになるとどんないいことがあるのか?

それは…編集者の目に留まる可能性が高まり、「本を出しませんかー?」とお声がかかるかもしれないのです。

 

ここですこし編集者について触れておきましょう。

編集者とはあなたと原稿のやりとりをしながら本の形にしていく人です。

あなたが出版できるかどうかの一番のキーパーソンは間違いなく「編集者」です。

というのも、編集者が原稿にGOサインを出してはじめて、出版計画が動き出すからです。

だから、人気ブログになって「この人の本を出したい!」と編集者に思わせなければならないのです。

条件2 SNSで影響力を持つ

ここでまず言っておきたいのは、出版といえど「ビジネス」だということです。

本というのは著者の知名度や内容などから、初版(最初に印刷する部数)が決められます。

僕の本は、誰が何をどうポジティブに解釈したのか、かなり多めの初版1万部でした。

そして、編集者(出版社側)の最初のミッションがこの初版を「売り切る」ことです。

売れ残ったら「在庫」です。

だから、著者のfacebookや、twitterのフォロワーの数は、「どのくらい本が売れそうか」という目安になります。

この数が多ければ多いほど「初版を売り切る」、そしてその先の「増刷(さらに印刷すること)」の可能性が高まるのです

ちなみに最近僕の周りで旅本を出した人がいまして、その方の数字を調べて腰抜かしました…。

facebook友達:5千人
twitterフォロワー:3千人

これだけファンがついていれば、編集者にとって絶好のオファー対象だったと言えるでしょう。

え?こんな数字、到底無理だって?

大丈夫です。

僕はSNSでそれほど影響力がなかった(facebook友達:500人、twitterフォロワー:1000人)にも関わらず、本を出すことができました。

その秘密が次です。

条件3 編集者に出会う

3つの条件で不可欠な項目はどれかと言われれば、間違いなくこれです。

1、2の条件を満たしてもオファーをくれる編集者に巡り会えなければ、出版は実現しません。

僕の場合、出版社にいたこともあり、周りに業界関係者が多い環境でした。

ツテをたどって編集者を紹介してもらい原稿送付→出版OKが出たのです。

ズルい!という声が聞こえてきそうですが、編集者に巡り会うのはそう難しくないと思います。

パターンとしては2つだと思います。

1 ブログやSNSで目立って編集者からのオファーを待つ
2 ツテを辿る

2に関して、出版社というのは小さいところを含めると「星の数」ほどあるので、人脈をあたってみると案外、出版関係の人っているかもしれません。

ただし、新規原稿の持ち込みを受け付けていない出版社も多いので、「人」からアプローチすべきです。


幻冬舎にて出版のミーティング

旅本を出すための必勝パターン

僕の場合の3条件を確認しておきましょう。

条件1 人気ブログをつくる=ブログランキング1位
条件2 SNSで影響力を持つ=なし
条件3 編集者に出会う=ツテがあった

1がどのくらい出版の決め手になったのかは分かりませんが、3がなければ出版はありえなかったでしょう。

という訳で必勝パターンはこれだと思われます。

ブログ・SNSで実績を作りながら編集者からのオファーを待ち、なければ実績を持って編集者を探す

最初から編集者を探してもいいのですが、何らかの実績がないと相手にしてもらえないことも多いので…。

それに、旅している間って結構ヒマじゃないですか。

本を出すための実績づくりに励むのもいい経験になるかと思います!

ABOUT ME
M崎
M崎
海外B級ネタの取材がライフワーク。 世界一周含めこれまでに35カ国以上に訪れる。元ブログ村世界一周ランキング1位。 著書に「世界一周できませんと思ってたらできちゃった」(幻冬舎)。尾道に移住予定。世界新聞代表。